問題のあるシリンダーを交換しましたが、他のシリンダーも交換する必要がありますか? — 一般航空ニュース

ポール・マクブライド著 · 2023年6月5日 · 6件のコメント

General Aviation Newsのエンジン専門家、ポール・マクブライド氏への質問:私は Lycoming IO-360 エンジンを搭載した Mooney M20E を所有しています。 2015 年に購入したとき、エンジンはボトム オーバーホールから 600 時間、トップエンド オーバーホールから 500 時間経過していました。 エンジンにはそれぞれ 1,100 と 1,000 が搭載されました。

飛行機を購入して以来、オイルの消費量は一貫して 3 時間ごとに 1 クォートでした。 確かに私が望んでいたよりも高かったですが、私はそれを受け入れました。 さらに、圧力テストは一貫して 70 年代半ばでした。

最近、JPI エンジン監視計器の #2 EGT が 100°低下していることに気付きました。 下側のプラグをすべて取り外した後、#2 は黒く濡れていて、#4 は黒っぽいですが濡れていませんでした。1 と 3 は正常に見えました。 私のIAがシリンダー#2を取り外したところ、壊れたリングが見つかりました。 ＃4もプラグが黒っぽいので抜くことにしましたが、特に異常はありませんでした。

ちなみに、#2 はリングが壊れているにもかかわらず、70 年代半ばの圧力テストを示していました。これは、圧力/圧縮テストが最良の診断ツールではないことを証明しています。

シリンダーとピストンの両方を地元の信頼できるシリンダーショップに送り、修理と検査を受けました。 シリンダー壁はニッケルメッキされており、傷はなく、磨耗もほとんどなく、ホーニングの必要もないことがわかりました。 彼らは新しいピストンとリングを取り付け、バルブを再加工しました。

エンジンの時間を考えると、#2 と #4 のピストンとリングを交換し、バルブを再構築しているので、疑わしいものではないとしても、新しいピストンとリングを使用して #1 と #3 にも同じメンテナンスを実行することに大きく傾いています。どのような問題でも構いませんが、まずこれについてあなたの知恵を求めたいと思いました。

また、新しいピストンとリングの慣らし手順に関する情報が錯綜しています。 一部の A&P は通常のフィリップス XC 20/50 を使用すると言っていますが、他の A&P は鉱物油を使用するよう求めています。

アドバイスをよろしくお願いいたします。 よろしくお願いいたします。

バート・チルコット

ポールの答え:バートさん、#2 シリンダーのリングが破損した原因はわかりませんが、EGT の低下からわかるように、燃焼性能に影響を与えました。 リングが壊れた結果であるはずのオイルが以前よりも早く黒くなったことにあなたが気づかなかったのには少し驚きました。

点火プラグの状態を考慮して、さらなる検査のために #4 シリンダーを取り外すというあなたの決定に同意します。

クロスハッチパターンがどのように見えるかに関係なく、シリンダーを研磨しないというシリンダーショップの決定には、私はやや困惑しています。 工場では、特に新しいピストンとリングを取り付ける場合には、取り外したシリンダーをホーニングすることが推奨されています。

リングをシリンダー #2 と #4 に正しく装着するには、より長い慣らし期間が必要になる場合があります。 油の消費量が安定するまでは、必ずストレートウェイトの鉱物油基油を使用して慣らし運転を行ってください。

新しいリングの取り付け後の適切なエンジンの慣らし運転については、ライカミング サービス説明書 1427C に最も詳しい情報が記載されています。 この出版物は、鉱物ベースオイルの使用をアドバイスし、適切なエンジンの慣らし運転のためのその他の貴重な情報も提供します。

現時点で1番シリンダーと3番シリンダーに問題が無いのであれば、そのままで良いと思います。 ただし、ボアスコープを精密に検査することは良い考えかもしれないと提案するかもしれません。